自然エネルギーはECO
火山や天然の噴気孔、温泉、変質岩などがあり、いわゆる地熱地帯と呼ばれる地域では、深さ数kmの比較的浅いところに1千度前後のマグマ溜りがあり、そして、地中に浸透した雨水などがマグマ溜りによって加熱され、地熱貯留層を形成することがあります。このような地点に貯えられた熱を直接、エネルギー源として利用するのが地熱発電です。
太陽熱利用は熱を他のエネルギーに変換することなくそのまま利用するのでエネルギー効率が良く、何と太陽光のうち40%以上ものエネルギーが利用可能なのです。この太陽熱を利用して発電を行うのが、太陽熱発電です。太陽光発電は光をソーラーパネルに当てることによって電力を発生させる技術になりますが、太陽熱発電は集熱装置によって内部の水を温めます。そこで発生した水蒸気によってタービンを回し、発電を行います。
基本的な水力発電の仕組みとしては、「発電機のタービンを水車によって回す」ことにより発電をする「機械的な発電方式」になります。「発電機」を何のエネルギーで作動させるかの違いだけで、火力・原子力・風力・太陽熱発電と同じ仕組みといえるでしょう。
風の力で風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こすのが、風力発電のおおまかな仕組みになります。風のエネルギーの約40%を電気に変えることができる効率の良い発電システムです。
|